フォーエバー二重術、施術中のこと⑤(術後すぐ)
看護師さんは器具の片付けをしているのか、そのまま少し冷たいガーゼを被せたまま放置され、体感で5分くらいは寝たままでした。
かなり腫れてないと冷やさないとは言っても、結構ガーゼが冷たいから、これで冷やしてることにもなりそうな…と思いました。
埋没法は左右交互に1点づつやると思っていたのですが、
フォーエバー二重術は埋没法と違って3点全てを縫い合わせるものなので、
3点一気にやるんだな…と、終わってから気づきました。
1点づつ左右のバランスを見て確認しながら施術することができないのと、
一気にやるのに左右のバランスを合わせないといけない(しかも施術してない方の目はガーゼで隠されてて確認出来ない)ので、
これは単なる埋没法よりは経験が必要だろうな…と思いました。
そして、先生がわざわざ「ちょっと腫れてるけど」と言ったのが気になる…
そんなに晴れてるん…?
とドキドキでした。
やっぱり無意識に力入れちゃったのかな…
血が滲んでたりしたらどうしよう…
と不安でした。
そしてぼんやりガーゼの中で目を開けてみると、
目にかかってるガーゼに真っな血が点、点、と2つ付いてるのが見えて、
ヒェッ…
となりました。
『いや、そりゃ針刺したら血は出るだろうけど、
でも、
血…!!』
目も締め付けられてるようにものすごい重いですし、
腫れてるらしいし、
…これ、大丈夫か?
すごい大変なことをしてしまったんじゃないか…?
と、まあ焦りました。
これ、いつまで寝てていいんだろう、
体も頭もだるいし、
目も上手く開かないし、
もうちょっと冷やしてたいな…
と思った途端、看護師さんから
「麻酔どうですかー?だるくないですか?起き上がれます?」
と聞かれました。
ハッとして、
「ちょっと…まだだるくて、起き上がれそうにないかもです…」
と答えると、
「あーでも、デザインの確認をしてもらいたいので…、ちょっと頑張って起き上がってもらっていいですか?」
と言われ、
重い腰を上げて、看護師さんに手を引っ張ってもらって、なんとか起き上がりました。
(正直言うとこの看護師さん、最初からちょっと圧が強かったんだよな…)
まだまだ酩酊状態で朦朧としてる意識の中、
看護師さんに手鏡を渡されて、
初めて術後の自分の目を見ました。
ヤバイ。
まさにガチャピン。
『うゎ…めっちゃ…腫れてるやん…こりゃ…大変なことを…してしまったな……』
とぼーっと思いながら、そのままベッドから降りるよう促され、
「じゃあ先ほどご希望されていた化粧水のセットですね、ご用意してありますのでお荷物お持ちになってご用意終わりましたらパウダースペースの方にどうぞ。」
と言われ、
看護師さんが出て行って、
とりあえず上着着て、
また部屋の中を見渡してみると、
ベッドの脇に笑気麻酔のボンベを発見したので、
『こいつか…でかいな』
と、とりあえず写真を撮りました。
あとで写真見返して気付いたけど、これ、最初に部屋に入った時からずっとあったんじゃん。
全然気づいてなかった。
続く。