フォーエバー二重術、施術中のこと③(麻酔について)
やっと先生が入ってくるなり、
「お待たせしました、じゃあお願いします。頑張ろうね。
まず笑気麻酔かけるので、深呼吸してください。頭がぼーっとしてきますよ。」
と言って、あっという間に笑気麻酔が始まりました。
(こっから先ももちろんずーっと瞼を閉じたままだったので、全て感覚のレポです。)
笑気麻酔って、鼻の中の感覚的にはなんにも感じないんだろうなと思っていたのですが、なんとなんと、
結構勢いよく気体がガンガン来る。
なんか、除光液とか、少し刺激臭がある気体を結構強めにブァーッと入れられてる感じ。
ブワッと刺激臭が鼻に入ってきたので、
『えちょっと待ってこれ吸っちゃあかんやつやろ!』
という防衛本能で鼻が勝手に息を止めかけたのですが、
『でもこれ吸わないと麻酔きかないんだ!』
と思って頑張って吸いました。
鼻が少しビリビリするくらいの、ものっすごい爽快感。
なんか、メントールの匂い嗅いで気分をリフレッシュする商品一時期流行ったじゃないですか、
これのめっちゃ強くてさらに風も出るやつみたいな、すっごい爽快感が鼻に…。
イメトレ中はかなりの勢いで深呼吸してたけど、実際やったらもう初っ端で
『あ、これあんな勢いで吸い込んだら麻酔ききすぎて気持ち悪くなるやつだ』
と気づき、普通より少しだけ深めに鼻から吸って口から吐くくらいにしました。
するとなんと、
20秒もしないうちに、頭がふわふわ。
『えっ早すぎ嘘やろ』
と、思ったそばからみるみる頭がボーーーっとしてきました。そして目の前がクルクル。
顔だけでなく、なんと腕の方まで鈍く痺れてきました。
『いやききすぎやろちょっとこれもう吸わない方がいいのでは』
と思ったので、呼吸をかなり浅くしました。
クルクルクルクル…なんだろうこれ、経験がある、なんだろう…
と思いながら、瞼の裏にクルクルの模様が見えていました。
頭おかしくなる〜〜〜
背景が黒で、視界の下の方から、一呼吸する度にクルクルが上へ上へとその面積を拡大してきて、
『ああこれクルクルが視界を全部覆ったら危ないんじゃ』
とかぼんやり意味わかんないこと考えていました。
クルクルが視界を全部覆っても、特に気持ち悪くなったりはしませんでした笑
とにかくあんまり麻酔を吸いすぎないように気を付けていました。
そうこうしてる間に、点々点々と、瞼の二重のラインに何かを付けられました。
多分、さっき先生が書いた二重のラインを改めて清書(?)したのかな〜。
施術中って、あんだけ明るいライトの下でやるから、
『たとえ瞼を閉じていてもかなり眩しいのでは…』
と不安に思っていたのですが、
先生の頭の真下に自分の頭がきている為か、先生の頭が日陰になってか、
眩しいとは全く感じませんでした。
(それか、もしかしたら眩しかったのかもしれませんが、麻酔のクルクルで視界がいっぱいで、なにも感じなかったのかもしれません。)
そしたら笑気麻酔をしてから体感で1分も経たない内に、
「麻酔しますね」と言って右の瞼に局所麻酔をうたれました。
事前に調べたやつでは、笑気麻酔してから5分後くらい、とか書かれてたので、
『もう?!大丈夫?!確かに笑気麻酔はかなりきいてるけど…!』
と超ドッキドキ。
なんとなく、てっきり瞼の裏から一回だけ麻酔の針を刺される物だと思い込んでたんですが、
なんと瞼の上からダイレクト。
ダイレクトに、3点。
瞼に、右・真ん中・左、と、
上から下の方向で刺されました。
感想。
『いや聞いてたのと違う、想像より痛い!!!
いや普通に腕にする予防注射と同じくらいの痛みだけど!!
だけど片方の瞼だけで3回も!!!
3回も予防注射!!!!!
つらい!!!ヒイイイイイ!!!!!!!』
事前に口コミとか読んで、
『えっもう注射したの?ってくらい痛くなかったです!あんなに怖がってたのがバカみたい笑』
とか書かれてたのをたくさん見ていたので、安心しきってたんですよね…
いや、普通に痛かったよ。
そりゃね、我慢できないほどの痛みというわけでは全然ないけど。
『ヒィッ(1回目)、ヒィッ(2回目)、ヒィッ(3回目)』
ってなったよ。
マジで怖かった。
でも、
『事前に調べた情報によると痛いのはこの局所麻酔のみらしいから耐えるんだ…!』
と、ついつい力みそうになるのを堪えて頑張りました。
麻酔をうち終わった右目には、べしゃっと、ビシャビシャのガーゼっぽい物が置かれました。消毒だと思います。
そっから、「次左目いきまーす」とか確認も無しに、そのまま今度は左目。
左目の方が痛かった…。
『え?!左目のが笑気麻酔きいてないとかそんなんある?!』
と恐怖で戦慄きながらも、耐えました。
左目の方が痛いって言っても、少しだけね。
少しだけ、左目のが痛いの…。
ひと針ひと針刺される度に、
『もうっ、やめて(1回目)、もうっ、やめて(2回目)、もうっ、やめて(3回目)』
って思ってました。
湘南美容クリニックの局所麻酔の注射針はかなり細めです、とかサイトには載ってて、
『いやそんな、針の細い太いとか実際分からんでしょ』
と思ってたけど、
分かるなあれは。
普通に ブスッ って感覚があったよ。
プスッ、じゃないよ。
ブスッ。
『これは、思ってたより太いぞ…
選べるなら出来るだけ細い針にした方が精神的負担は減るぞ…』
と思いました。
まあ少し針細くしたところで少し痛くなくなるだけでしょうし、針を細くするのに追加料金取るとこもあるみたいですが、
そこまで高いお金かけてまでやるものかと聞かれると…、
経験した上で、もしまた施術をやる場合、追加料金払って針細くするかと聞かれると…、
うーん、5000円までなら出すかもな…。それ以上は出さない…。
そして左目の最後の一箇所の麻酔を打たれた時、痛みで少し腰が浮いてしまいました。
これで最後!と力んでしまったんだと思います。少し腰が浮く程度には痛かった。
でも耐えられない痛さじゃないよ。痛さよりも、恐怖の方が強かった…。
まあ、これも本当に個人差みたいなんで、ほんとに全く刺されてる感覚ない人もいるんでしょうけどね…!
そして左目にもビシャッとビシャビシャのガーゼっぽい物が置かれました。
しばらく、そのガーゼを取ってはビシャッ、取ってはビシャッとやってました。何やってたのかは知らん。麻酔のチェックかな。
もうずっと意識が朦朧としながら、笑気麻酔の感覚が何に似ているかを考えてて、この時やっと気付きました。
酒に酔ってる時。
完全にこれ。
酔いがピークの時。
吐き気とかの症状が出る前。
楽しー!ってなって、ソファやら床に倒れこんだ時。
横になると途端に目が回り出すんですよね。クラクラクラクラ…
そして、そうなっている割には、思考は案外しっかりしている。
『あーやばい、結構酔ったな…』
とか冷静に考えてるけど、ダルくてそれ以上のこと、この後どうするか、とかは考えたくない。
まさにそんな感じでした。
続く