湘南美容外科クリニックでフォーエバー二重術を受けたアラサーの経過ブログ

2018年3月に湘南美容外科クリニックでフォーエバー二重術を受けました。めちゃくちゃ詳細に語ります

整形することを決心したワケ。

こんにちは、ムーコです。

 

そもそも何故、二重に整形したいと思ったかという点について、書かせていただきたいと思います。

 

昔から一重がコンプレックスでした。

 

小学生の頃だと思います、周りの一部の二重の子と、自分の目の違いに気づいたのは。

 

母は綺麗な二重でしたが、姉も兄も私も、父の血を引いたのか、昔から分厚い一重瞼でした。
年の離れた姉が小さな目の化粧で悩む度、母は
「そんなに嫌なら整形してもいいのよ〜。二重なら、目が2倍に大きく見えるからね」
と言っていました。

 

なるほど、二重なら目が大きくて可愛いけど、一重は目が小さくて可愛くないんだな…

と、違いに気付きました。刷り込みですね。

 


中学生になり、化粧を覚えました。


雑誌のメイク特集を見て練習していたのですが、そもそも雑誌のモデルさんはみんな二重で、真似出来ないことに気付きました。


「一重向けメイク」なんて特集されること自体ほぼ無かったですし、二重のモデルさんと同じようにやっても仕上がりが全然違いすぎて落胆していました。

 

もちろんアイプチも流行っていたのですが、
アイプチをしていた同級生が、男子に

 

「ねぇアイプチしてるでしょ、なんかキモいよ笑」

 

と言われてたのを聞いて、

 

アイプチに逃げたらキモいとか言われるんだ…!

 

と感じ、

整形しない限りは一重で生きていくしかないんだな…

と当時は思いました。

その男子には、「女の子になんてこというの?!」とブチギレましたけど。


しかし、読んでいた雑誌の巻末に、美容関係の怪しい広告がたくさん載っていました。

その中になんと、

 

【塗るだけで二重になる!!】

 

というものがありました。

 

『え!整形しなくても二重になれるの?!』


と、当時の私はかなり驚きました。

 

値段は確か、数ヶ月分で一万二千円くらいだったと思います。

当時の私にとっては、今の12万と同じくらいの価値の金額でした。

 

でも親にバレないようにこっそり、郵便局留めまでして、2回くらい買いました。

 


もちろん二重になんかなりませんでした。

 


中学を卒業したらすぐ、つけまつげや盛りメイクが流行りだしました。

中学生の頃までは、世間的に
「つけまつげなんて付けてるの宝塚の人くらいでしょ」
くらいの感覚でしたが、
つけまつげブームによりあっという間に、
「つけまつげくらいみんな付けてるでしょ」
という感覚に変わりました。

 

私は元々、化粧を取って別人だったら恥ずかしい、という感覚でナチュラルメイクをしていたのですが、
身近な友人が、化粧してると超可愛い!美少女!みたいな変身メイクをするようになって、感化され、気付きました。

 

『いや、すっぴん見せる人なんてかなり限られてるじゃん!
なら、すっぴんを見せないほとんどの人にとっては、化粧してる状態の私の顔が、本当の私の顔になるんじゃん!』


それから普通につけまつげも、アイプチもするようになりました。かなり顔が変わりました。

化粧だけでこんなに変われるなら、整形なんて全然いらないじゃん!って感じでした。

 

しかし、結局すっぴんを見たことがない人に初めて見せる場面では、毎回悩みました。

一重だということがバレたくなくて、お泊まりでもアイプチして、結局取れて汚くなって余計恥ずかしい思いしたり…。

 

携帯を持ってからは、ずっと整形について調べていました。
しかし、当時の私にとって、その金額はかなり高価なものでした。


10万円以下の安いものもありましたが(それでも無理、高い!と思ったけど)、安すぎても不安でした。

 

そして、自分の目には、蒙古襞という、厄介なものがあることにも気付きました。かなり深めの。


これがあることで、瞼に分厚く脂肪がかかって、どうしても二重にはなれないんだ!と思い、蒙古襞だけでも取る手術をすれば、自然に二重になるのかもしれないと、とにかく自分の蒙古襞が憎くてたまりませんでした。

 

しかし詳しく調べていくと、同時に、蒙古襞がある人の方が若く見えるということも知りました。

 

 

それでも

『いつか、いつかお金が貯まったら、絶対整形しよう!』

ずっとずっとそう思い続けて生きてきました。

 


しかし調べれば調べるほど、整形は怖い。

失敗することだってある。

失敗して元よりずっとひどい顔になってしまう事もある。


そして実際に整形したとして、可愛いと言われたとして、「でもあの子整形だよ」と言われるのが怖い。

【整形美人】になるのが怖い。

 

友達の友達で、とても可愛い子がいて、よく写真を見せてもらってました。

友達が、私の友達可愛いでしょ〜可愛いでしょ〜と見せてくるので、

「ほんとに可愛いね〜」

と言ったら、友達が、

 

「うん、整形なんだけどね…」

 

と、気まずそうにポソッと言いました。

 

身近に整形した人がいなかったので、

『ほんとにする人いるんだ!』

とびっくりしたと同時に、

『整形すると、本人だけじゃなく周りの人にまで、嘘をついてるような感覚を持たせてしまうんだな…』

と思いました。

 


結局その後も、整形できるだけのお金が手元にあってもしませんでした。

実際、お金の問題よりももっと大変な、ダウンタイムという融通がきかない存在が邪魔していたというのもありました。


整形はお金がかかる、怖い、ダウンタイムは人と会えない!

ということで、なるべくなら整形しないで二重になりたい!と、二重になる方法を調べる毎日でした。

 

ほとんどのサイトに、

「ビューラーだけで二重になった!」「アイプチして2年で二重になった!」「アイプチして3年で二重になった!」

などと書いてあったので、

 

『まだデカ目メイク始めて間もないし、わざわざ整形しなくても、いつか自然と二重になるかもしれない!』

 

と思って、それからは整形について調べる度に、『でもいつか自然に二重になるかも』『今回は見送り!』を続けました。

 

しかしなかなか二重にならないので、

【二重になる方法】

と検索しては、おススメのマッサージやら、冷やしたり温めたりなどして、二重になろうと努力し続けました。


しかし、どんなに努力して、


『すごい!!今日は右目だけ、一日中二重のままだったー!!』


とか喜んでも、

たくさん寝て起きたら一重、

大泣きしたら一重、

で、また一から振り出しに戻る。

というのを繰り返していました。

 

もう贅沢は言わないから、幅が細ーい奥二重でもいいから、とにかく二重になってくれ!と願っていました。


奥二重でもなんでも、瞼が二重の状態だと、とりあえずまつげの根元が出るんですよね。
そうすると、アイラインが出て、それだけで目が大きく見えるんですよね。

 


どんなにマッサージしても、【メザイク】のような、食い込ませるタイプの二重コスメは私の瞼には一切通用しませんでした。どんなに固定しても、数時間経つと必ず皮膚の脂肪の跳ね返りで取れてしまいました。

最近【ビッグファイバー】という、分厚い一重瞼向けのメザイクも出ましたが、あれもダメでした!そもそも不自然過ぎて笑

 

 

20代前半の頃は、バサバサのつけまつげを付けていたのでそれで瞼が持ち上げられて、自然と二重になっていました。

 

しかしそのうち盛りメイクブームが終わって、今度はナチュラルメイクが流行るようになり、バサバサのつけまつげが付けられなくなり、ナチュラルなつけまつげでは私の瞼は到底二重にならなかったので、テープタイプの二重コスメを使うようになりました。

 


もちろん、雑誌の巻末に載っている、無駄に高い二重コスメも、ちょくちょく購入していました。

 

確かに瞼の脂肪燃焼クリームなどは、少し瞼が薄くなってきたので実感がありましたが、そのうち瞼が荒れてしまい、使えなくなってしまいました。ピリピリしたのです。瞼に唐辛子のようなエキスを塗っていたので当たり前です。

そして塗るのを止めると、すぐに分厚い瞼に戻ってしまいました。それで、

『もしこのコスメで二重になったとしても、一生塗り続けないと、結局また一重に戻るんじゃないか』

と気付きました。

 

それでも、新しい話題の二重コスメが出れば『今度こそ!』と片っ端から試しました。

 

そして毎回、瞼が荒れて終わりました。

 

ローヤルアイムとかナイトアイボーテも、もちろん試しました。


ナイトアイボーテみたいな、塗って寝るだけ系の二重コスメは、しばらく使うと毎回必ず瞼が酷く荒れて、やむを得ず使用中止して終わりました笑

 

ナイトアイボーテが出てきた頃ぐらいにやっと、どうやら自分はアイプチのノリにアレルギーが出るようになってしまったんだなと気付きました。
特に【ゴムラテックス】を使用している、液体が透明じゃなくて白いタイプのアイプチは必ず荒れたので、ゴムラテックスフリーのものを選ぶようにしたら、ほとんど腫れなくなりました。

 

 


そして気付いたら、二重メイクをするようになってもう、10年以上が経過していました。

 


10年二重メイクをしても、二重にならない。

 

奥二重にすらならない。

 

 


それどころか、二重について調べ続けていたら、

 

【二重メイクやマッサージを続けると、眼瞼下垂症という、瞼の皮膚が垂れ下がる病気になってしまう確率が上がる】

 

という衝撃的な事実を知ってしまいました。

 

それを裏付けるように、最近では

バサバサのつけまつげを付けても瞼が持ち上がらず、二重にならないようになっていました。

 


10年過ぎた辺りから、もう、どんなにマッサージしてもなに塗っても、私の目が二重になることはないんだなと悟りました。

もし、万が一二重になるとしたら、それは歳を取って、瞼の皮膚が垂れてきた時。

もしかしたら二重みたいに折り重なるかもしれない。
現に、元々一重だった父が今そうなっている。

 


それでも、目が浮腫んでるとポイントテープが折り込まれず二重にならないので、マッサージは出来るだけしていました。

眼瞼下垂が怖かったので、昔と比べるとかなり控えめにですが、浮腫んで二重を作れないのは困るので、マッサージを完全に止めることは出来ませんでした。

 


これまでに、一重向けのメイクを学んだことも何回もあります。

周りには、姉や、友達にも何人か、二重を作らず一重のままメイクしている人がいました。

芸能人でも、一重なのに美人な方いますよね。

 

(しかし私は知っている、芸能人で「一重」と言われている人はほぼ100パーセント、一重でなく奥二重だ。
少し目を見開いた写真を見つけては毎回、『いやこれ一重じゃないじゃん!』と落胆したものだ。黒木メイサとか)

 

でもね、一重のままメイクしてる人ってだいたい、切れ長。

横幅が長い。

蒙古襞が無い。

だから一重メイクでもおしゃれに見える。

 

私は、目が豆。

豆なんだよ…。

 


なので

『今日は二重テープ貼らないでメイクしてみよう!』と決めてメイクを始めてみても、


結局毎回最後の最後に、

『なんかやっぱ…バランスが変…』

となって二重テープ貼って、

『やっぱりこっちのが5倍は可愛いやん…』

と落胆しては、一重メイクで外を歩けずじまいでした。

 

 

しかし、アラサーになってくると、徐々に

【アイプチ】【つけまつげ】【カラコン

の類を、

『この歳でやってて大丈夫かな…?』

と思うようになってきました。

 

しかし、もう戻れないのです。

今更一重メイクで出勤なんて出来ないのです。

 

『あ、なんかいつも目が不自然だったけど、やっぱり一重だったんだ』

 

なんて、絶対絶対思われたくないのです。

 

どうあがいても二重になれないことは分かったけど、でも、整形なんて出来ないのです。

ブラックだから。

2連休を取るのでやっとだったのです。

 

 

 

そんな私に転機が訪れました。

 

 

色々と耐えきれなくなって、仕事を辞めたのです。

 

 

続く。